「これだから女は…」「男ってどうしてこうなの?!」
――おそらく原始の時代から今にいたるまで、
媚薬 女性用何千億という人々の口から発せられてきたであろう、これらのぼやき。男女の相互理解は、宇宙が続く限り永遠に解けないクイズのようなものなのかもしれません。
さて、筆者には猫を2匹(♂♀)飼っている妹がいます。
2匹とも避妊手術済みなので、つがいというわけではないのですが、妹宅に行くたびにこの2匹に男女の原理を見せつけられています。その生態とは……。オスとメスの違い。まるで人間のよう?
まず、オスである茶トラの先住猫。
彼はつねに妹の胸の上にポジションをキープし、首筋に顔をすりつけ、マーキングしまくる甘えた君。妹が留守のときは、筆者の胸に乗っからせろ、甘えさせろとうるさくアピールします。妹とおしゃべりで盛り上がっているときなどは、「俺をいちばんに扱え」とばかりに、離れた場所からギャーギャーと抗議。足音はバタバタと大きく、食い意地がはっていて、ついでにウンチもドカッと大きいのをする。やったらやりっ放しで、砂もかけない。まー欲望のままに動く、わかりやすいヤツなのです。
一方で、元野良猫のメスは警戒心が強く、ふだんはクローゼットにこもっていて人に近づきません。たまに気まぐれに部屋へ出てきたかと思うと、チラチラと思わせぶりな目線を送ってくる。で、なでようとするとサッと逃げる。あきらめてこちらが料理などしていると足下にまとわりついてきて、しっぽで人のすねをサワ~ッとなでていく。まるで駆け引き上手なホステスのよう。そして一定時間を超えると彼女は急に心を開いてきて、以降はウンザリするほど甘えてくるのです。彼女の行動は予測不能なので、ファム・ファタルに翻弄(ほんろう)される中年男のように毎回悶絶しています。
人間だからといって完璧というわけではない
そんな彼らの性質を見ていると、基本オスは「独占欲が強く」「ほめないと機嫌が悪くなり」「同じことを何度もやらかし」「自己アピール&なわばり意識が激しい」生き物なんだなぁとわかってきます。
巨人倍増と同時に聞き分けはよく、怒られればシュンとなり、さっぱりとしている。